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恋いろ神代記~縁離の天孫と神結の巫女~
第16章 白日の下
 それを機に、空の薄い雲が流れ、そのわずかな隙間から光の梯子が雲海に幾筋も差し込んだ。遥か遠く──その空と海の境界まで、次々と降りては結ぶ白の糸。太陽の機(はた)。
 虹が出そうな天気だと神依は思ったが、その光は眩いばかりに白く輝き、またこの小島をも照らした。
 童女は今度こそその美しき世界全てを纏い、一度気持ち良さそうに空を仰ぐと、いっそう鮮やかに浮かび上がる赤き衣に風を孕ませる。そして子供ながらに残酷な、美しい笑みをして、神依に告げた。
「──わが名は天照。
この世を成した、掛まくも畏き伊邪那岐大神(いざなぎのおおかみ)を父に持ち、更なる上天の神々の巫女として、高天原を委任された三貴子の一柱。そしてそなたが頬に誇る月の神の姉であり、たぶらかしたという日嗣の祖母でもある」
「……!?」
 その言葉に、神依はみるみる目を丸くすると息を呑んで幼女を見つめる。
 確かに、大きくなったらあの月読のように美しくなるだろう整った目鼻立ちだが──その年齢はどう見ても童と同じか、もう少し下程度だ。
 それが姉を名乗り、祖母を名乗るとは──とそこまで思い、不意にその月の男神が語っていたことを思い出す。
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