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恋いろ神代記~縁離の天孫と神結の巫女~
第16章 白日の下
「私、おととい染めた糸を見てくる。あとは部屋にいるから禊も好きにして。童がね、紙やすりでも磨ける柔らかい石をくれたの! 私も勾玉を造るんだ」
「でしたら、後でお茶と何か甘いものをお持ちします。もう少ししたら奥社の全体神事も多くなって参りますし、神依様にも巫女として務めていただかなければならない支度がございますので、それまではゆるゆるとお過ごし下さい」
「神事? 支度って、何するの?」
「年越しと新年を迎える準備です。奥社の方はまだ並んであるだけで結構ですが、我が家では神依様が中心になっていただかないと。特にこちらは、屋敷神様のあらせられる家ですから」
「そっか、でもなんか楽しそう! またいろいろ教えてね」
「はい」
そうして神依は最後に一度新しい祠を見て一礼すると、再び禊を伴い家屋の方へと足を向ける。玄関近くには空瓶を置く木箱があり、神依はちょうど空になった酒瓶をそこに並べた。
「また詰め直してもらいに参りますね」
「うん、お願い。禊はあと何するの?」
「私は、寒さに弱い庭木に藁を掛けてあげないといけませんので。後は一ノ弟が戻りましたら──」
「み──神依!!」
「? 鼠軼様?」
「でしたら、後でお茶と何か甘いものをお持ちします。もう少ししたら奥社の全体神事も多くなって参りますし、神依様にも巫女として務めていただかなければならない支度がございますので、それまではゆるゆるとお過ごし下さい」
「神事? 支度って、何するの?」
「年越しと新年を迎える準備です。奥社の方はまだ並んであるだけで結構ですが、我が家では神依様が中心になっていただかないと。特にこちらは、屋敷神様のあらせられる家ですから」
「そっか、でもなんか楽しそう! またいろいろ教えてね」
「はい」
そうして神依は最後に一度新しい祠を見て一礼すると、再び禊を伴い家屋の方へと足を向ける。玄関近くには空瓶を置く木箱があり、神依はちょうど空になった酒瓶をそこに並べた。
「また詰め直してもらいに参りますね」
「うん、お願い。禊はあと何するの?」
「私は、寒さに弱い庭木に藁を掛けてあげないといけませんので。後は一ノ弟が戻りましたら──」
「み──神依!!」
「? 鼠軼様?」

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