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恋いろ神代記~縁離の天孫と神結の巫女~
第15章 文枕
もしもその心の傷が原因なら、あの時、お前を抱きしめてやれなかった俺の弱さを許してほしい。
お前を護ってやれなかった愚かな俺を、許してほしい。
こんな風になって初めて、お前の優しさに気付いた。俺が知らず知らずに受け取っていた優しさも、温もりも。
だから今は、お前の心の温かさや肌の柔らかさをとても恋しく思う。
もし次に会う時は、もう一度お前を抱きしめたい。
それが許されるなら、あの満天の星空の下でそうしたように、もう一度お前の心を俺に触れさせてほしい。
お前が決して穢されてなどいないことを、今度こそ俺がお前に証して見せるから。今度こそ、お前が願った言葉を捧げるから。
どうかそれまで、信じて待っていてほしい。

そちらは、もう雪は降っただろうか。
高天原も淡島も、どちらも嫌いだったはずの俺が、今はずっとそちらのことを考えている。
あの禊がいるから心配は無いと思うが、今は何より自分自身を労ってやってくれ。
お前がまた心から笑えるようになるまで、俺も一人寝の寒さに耐えながら待っている。

共に綴じた飾りは、お前に持っていてほしい。
覚えているだろうか。お前がこの淡島に流れ着いて、初めて俺から奪ったものだ。
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