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恋いろ神代記~縁離の天孫と神結の巫女~
第15章 文枕
 一瞬表情を変えた禊に、大兄は訝しげに眉を動かす。やはり何かあったのだと直感的に思って、その先を問おうと口を開いた。だが──
「待って……禊。私が行く」
聞き覚えのある少女の声が届いたのは、そんな時だった。
「神依様──」
「……大丈夫。大兄さんなら、信じられるから」
意図の分からぬ禊の呼び掛けと共に、奥でスッと襖の開く音がして──その声がより明瞭になると、大兄が想像するより数段しっかりとした歩調で床を踏む音が聞こえ、少女はすぐに目の前に姿を見せた。
 見せた、が──
「……ッ!?」
その顔を見た瞬間、大兄はみるみる目を見開いて、口を閉じることも忘れ硬直してしまった。
 少女の頬にはこれ見よがしに銀朱の印が刻まれており、少女が姿を消したこの数日間に何があったか、大兄はすぐさま頭の中で「妻問い」の三文字を思い浮かべた。しかもその朱印は、その神の異常なまでの寵愛を表している。
 むしろこれを寵愛などという言葉で片付けてしまっていいのか──そのまま身じろぎ一つ出来ずにいれば、少女は少しだけうつむき、禊の隣に座して頭を垂れた。
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