この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
恋いろ神代記~縁離の天孫と神結の巫女~
第14章 墨染めの恋
 今は少し、その色を違うものに変えてしまったけれど。
 けれどそれは、一方的に神が求め巫女が受け入れるだけの妻問いとは違う。
 共に同じ時間を過ごし、語り合い、少しずつ……お互いの想いや心の居場所を溶かして、二つの色を同じ分だけ、一緒に混ぜていくもの。
 傘の下言葉を交わして歩むのも、手を繋いで歩くのも、星の海で抱きしめあったのも、髪を撫でてもらうのも……全部全部、そのための時間だった。
 神依はその身勝手に、我儘に貪っていた幸せを思い出し、最後の一口を味わうように、目を閉じ、瞼の奥で噛みしめる。
 優しい愛撫に目をつむれば、それが合図であったかのように体の力も抜けていった。
「……ご無礼、申し訳ありません。昨晩からその……眠っていらっしゃらないので」
「気にすんな。……」
猿彦はもう今にも落ちそうになっている神依の頭を撫でて、それからぐるりと皆を見渡す。
 「お前ら、絶対人に言うなよ?」
「……?」
その不思議と通った声に神依がもう一度だけ目を開けば、猿彦はまた今までとは違った佇まいでその場所に鎮座していた。
 閉め切られていたはずの部屋にふわりと風が舞い込み、未だ夜を作る灯と影を揺らす。
「猿彦さん……?」
/1229ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ