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恋いろ神代記~縁離の天孫と神結の巫女~
第14章 墨染めの恋
「猿彦さん……」
「あいつ、素直じゃねーからな……気恥ずかしかったのもあるんだと思う。……だけどな、もうちゃんと気付いてる。自分に取ってお前がどういう存在か……気付いて、でもそれに少しだけ戸惑ってんだと思う。神様だからって人の感情が読める訳じゃねえしな……」
「……はい」
「だからなんつーか。あいつが妻問いをしなかったのを……悪い方に考えるのは、やめてやってくれ。あいつは、ほんとにお前を大事にしてた。それはお前が、あいつを大事にしてくれたからだ。だからあいつもお前と、……今度こそ」
恋が、したかったんだと思う。
「……」
と、言うなり、言った本人が一番恥ずかしそうに顔を背けて頭をかいてしまって、それを見た神依はこんな時なのにやっぱり笑ってしまった。面をかぶっているのだから隠さなくてもいいのに、それが妙に可愛い仕草に思えてしまった。
だけれど、本当に……もしもそれが本当だとしたら。
「……私も、きっと……同じです」
「……神依」
「……猿彦さんがくれた秘密の場所は楽しくて……猿彦さんがくれた二人だけの時間は、とても、幸せでした……」
「……そっか」
「はい……」
「あいつ、素直じゃねーからな……気恥ずかしかったのもあるんだと思う。……だけどな、もうちゃんと気付いてる。自分に取ってお前がどういう存在か……気付いて、でもそれに少しだけ戸惑ってんだと思う。神様だからって人の感情が読める訳じゃねえしな……」
「……はい」
「だからなんつーか。あいつが妻問いをしなかったのを……悪い方に考えるのは、やめてやってくれ。あいつは、ほんとにお前を大事にしてた。それはお前が、あいつを大事にしてくれたからだ。だからあいつもお前と、……今度こそ」
恋が、したかったんだと思う。
「……」
と、言うなり、言った本人が一番恥ずかしそうに顔を背けて頭をかいてしまって、それを見た神依はこんな時なのにやっぱり笑ってしまった。面をかぶっているのだから隠さなくてもいいのに、それが妙に可愛い仕草に思えてしまった。
だけれど、本当に……もしもそれが本当だとしたら。
「……私も、きっと……同じです」
「……神依」
「……猿彦さんがくれた秘密の場所は楽しくて……猿彦さんがくれた二人だけの時間は、とても、幸せでした……」
「……そっか」
「はい……」

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