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恋いろ神代記~縁離の天孫と神結の巫女~
第13章 月の剣
「……」
「さりとて私は弟のように異能にはなりきれず、故に私は高天原に在りながら神々の誰とも並び立てない。またこの殻は、巫女の欲は煽れど心を依せられることはない」
「……それでも……あなたのお母様も、今はとてもお美しい姿になって……あなたを、見守っているはずです。だから……ひとりぼっちじゃない」
「……神依……」
「……!」
名を呼ばれ戦慄するのは初めてだった。また初めてその神に名を呼ばれ、それが何を意味するか理解した神依は──その恐ろしくも美しい男神をただじっと見上げ、その先の言葉を待つ。
「……気が変わった」
「え……?」
「あれがお前を高天原に召し上げたら、一夜で寝取って万年の夜を私の腕の中で愛で尽くしてやろう。戸を閉め窓を埋め、昼も夜もない常夜の宮で、お前は永久(とこしえ)に私の姿を映す海となれ。月満ちる夜に珊瑚が命を産むように、私の子を身籠るといい。その証と悦楽を、今からその身に刻んでやる」
月読は心底愉しそうに笑うと、足裏を舐め指をしゃぶり、一度は自らの肉鞘に近付き、灰にまみれ、嘔吐までしたその唇に自らの唇を重ねた。
「ンッ……あ、んぅっ……」
そして唇だけでは足りず、自らの重みをかけ体全体で神依を甘く束縛し、口内を味わう。
「さりとて私は弟のように異能にはなりきれず、故に私は高天原に在りながら神々の誰とも並び立てない。またこの殻は、巫女の欲は煽れど心を依せられることはない」
「……それでも……あなたのお母様も、今はとてもお美しい姿になって……あなたを、見守っているはずです。だから……ひとりぼっちじゃない」
「……神依……」
「……!」
名を呼ばれ戦慄するのは初めてだった。また初めてその神に名を呼ばれ、それが何を意味するか理解した神依は──その恐ろしくも美しい男神をただじっと見上げ、その先の言葉を待つ。
「……気が変わった」
「え……?」
「あれがお前を高天原に召し上げたら、一夜で寝取って万年の夜を私の腕の中で愛で尽くしてやろう。戸を閉め窓を埋め、昼も夜もない常夜の宮で、お前は永久(とこしえ)に私の姿を映す海となれ。月満ちる夜に珊瑚が命を産むように、私の子を身籠るといい。その証と悦楽を、今からその身に刻んでやる」
月読は心底愉しそうに笑うと、足裏を舐め指をしゃぶり、一度は自らの肉鞘に近付き、灰にまみれ、嘔吐までしたその唇に自らの唇を重ねた。
「ンッ……あ、んぅっ……」
そして唇だけでは足りず、自らの重みをかけ体全体で神依を甘く束縛し、口内を味わう。

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