この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
恋いろ神代記~縁離の天孫と神結の巫女~
第13章 月の剣
 上手く言葉にはできないけれど、苦しくて苦しくて、寂しくて、耐えられなかった。
 助けて、と誰に宛てるでもなく心が叫んで、そうしたらもう神依には、その叫びを抑えることなどできなかった。
 「ふ──うっ……う、あぁぁぁあ……あぁ──…!!」
「……ッ」
 突然狂ったように声を上げた娘に、一瞬月読が怯む。
 しかしその神の前で神依は褥に伏せ、とめどなくあふれてくる涙に頬と袖を濡らし、号泣した。たくさんのものが重くのしかかり、そのどれもが大事で、そのどれもが消されかけ、なのに押し潰されそうだった。絡まった感情はもう神依自身にもほどくことができず、その苛立ちややるせなさを叫び声に託して、声を上げればその一時は神の重圧から逃げることができた。八つ当たりのように泣いて、泣いて、声を上げて。体中の水分を涙に変えてしまったかのように次第に喉も水気を失って、それでも神依は泣き叫んだ。
 頭の中がわんわんとうねり、吐き気がする。体は熱がこもったように熱くて、病にうかされているようだった。
 禊も童も、それをどうすることもできない。
/1229ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ