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恋いろ神代記~縁離の天孫と神結の巫女~
第13章 月の剣
しかも今回は他人の玩具。それを骨の髄まで遊び尽くして破壊する、その喜びは量り知れない。
月読は再び煙管に唇を触れさせ、一服。再度足先で神依の顎を撫でると、冷笑を浮かべた。
「……舐めよ」
「……え?」
「……お前の器を見定めてやろうというのだ。あの蜘蛛とて、御霊祭にて良き見せ物を演じた褒美に足の一本で許してやったのだぞ。……だがお前自身に何がある。せいぜいその肉の器を捧げ、私が喜ぶ恥態を晒すことしかできぬであろうが」
「あ……足の一本……?」
そこで神依は初めて、禊の向かった壁の方へと瞳を動かす。
そして先程禊が見た光景をそのまま目の当たりにして、恐怖と驚愕に鋭く息を呑んだ。
「わ、童、鼠軼様……女神様……!!」
白く光る太針は、見せしめのようにも見えた。
そうして半身を起こした神依に、神はなお冷たく言い放つ。
「誰が顔を上げていいと申した……」
「……酷い……酷いッ!!」
「黙れ……二度も同じことを言わせるな……。これからお前が拒否するかためらうか口答えをするかの度に、あれらの内のどれかを斬る。お前に選ばせてやってもいいのだぞ……? いや……或いはお前のような意固地な娘には、一思いに殺すより腕や足を削いでやった方が余程効くか……あの水霊は、尾からふつふつと輪切りにしてやろう」
月読は再び煙管に唇を触れさせ、一服。再度足先で神依の顎を撫でると、冷笑を浮かべた。
「……舐めよ」
「……え?」
「……お前の器を見定めてやろうというのだ。あの蜘蛛とて、御霊祭にて良き見せ物を演じた褒美に足の一本で許してやったのだぞ。……だがお前自身に何がある。せいぜいその肉の器を捧げ、私が喜ぶ恥態を晒すことしかできぬであろうが」
「あ……足の一本……?」
そこで神依は初めて、禊の向かった壁の方へと瞳を動かす。
そして先程禊が見た光景をそのまま目の当たりにして、恐怖と驚愕に鋭く息を呑んだ。
「わ、童、鼠軼様……女神様……!!」
白く光る太針は、見せしめのようにも見えた。
そうして半身を起こした神依に、神はなお冷たく言い放つ。
「誰が顔を上げていいと申した……」
「……酷い……酷いッ!!」
「黙れ……二度も同じことを言わせるな……。これからお前が拒否するかためらうか口答えをするかの度に、あれらの内のどれかを斬る。お前に選ばせてやってもいいのだぞ……? いや……或いはお前のような意固地な娘には、一思いに殺すより腕や足を削いでやった方が余程効くか……あの水霊は、尾からふつふつと輪切りにしてやろう」

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