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恋いろ神代記~縁離の天孫と神結の巫女~
第13章 月の剣
 しかしそうされればされるほど、神依はその巫女達を振り返らずにはいられなかった。そんな巫女達を少しだけ寂しそうに見つめる“禊”の存在に気付いて、心が痛まないはずがなかった。
 ──巫女や覡がどんな生き方を選ぼうと、それを受け入れなければならない“禊”達。
 なればこそ、巫女達には意地の悪い、浅ましい姿を“禊”の前で晒して欲しくなかった。それを見守る彼らの心を、傷付けるようなことをして欲しくなかった。
 神依が眉を下げれば、自身の禊もまた少しだけ寂しそうに続けた。
「……貴女が気になさることはございません」
「禊……、だけど今でも思うの。私がみんなと仲良くできてれば、誰も嫌な思いや怖い思いをしなくて済んだんじゃないかって」
「洞主様が仰った通り、時が解決してくれることもございます。……私達“禊”を哀れと思うなら、貴女様は今のまま変わらず、お声を掛けて差し上げて下さい。貴女がそのぬくもりを忘れなければ、いつかきっと、凍てついた心もほころびます」
「……うん、わかった。──ねえ、そしたらお菓子をたくさん用意して。それでお茶会を開いて、禊も童も、みんなでいっぱいお喋りして楽しく過ごすの。それならきっと、嫌だったことも忘れちゃうよね」
「はい」
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