この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
恋いろ神代記~縁離の天孫と神結の巫女~
第12章 天津水
 あれは私が子として取り上げ、私が女として救い、私が巫女として見出だした。だから私が好きにしていい。
 ──私のものだと。
 (やめろ……)
それをぶつけるには、あの娘は余りにも──小さく、幼かった。体も、心も、魂も。自分と同じようにまだ未熟で、まだ何も知らない。
 こんなものに関わって欲しくないとも思い、突き放すような態度も取ってきた。それに怯えた様子も見せていたし、今ここで“あの時”と同じように……権力と男の力とで組み伏せてしまったら、それは一生消えない傷となって少女に残る。
 ただでさえ、自らが取り立てたことであの娘は今苦しんでいるのに。途中で投げ出すこともせず、誠実に応えてくれているのに。なのにこちらがそんな乱暴を働けば──いくら他の男神を遠ざけようとも、あの娘が二度と自分の目の前に現れることはない。二度とあの無防備な……ありのままの姿を晒してはくれない。
 (……)
そう思えば、ふつふつと沸き上がっていたものがすうっと鎮まっていくのが分かった。
 その急激に冷えていく熱に、日嗣は衣を握りしめていた手を緩め身なりを正す。
 やはりあの少女が消えてしまうのは──嫌なようだった。
/1229ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ