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恋いろ神代記~縁離の天孫と神結の巫女~
第12章 天津水
 ……それはそんな巫女の全てを知り、知りながらも全てを“水に流して”寄り添うもの。
 時を経て、やがては神に飽きられ捨て置かれる巫女達の背と……夫となるのが、禊の本来の役割だった。
 「……だから、俺最初に言ったろ。男には女の、女には男の禊が付くって。……そういうことなんだ」
「童……でもそんな……」
それはまるで、針の筵(むしろ)を行くような生活。
 “禊”達は神に逆らうことすら許されない。愛情も無きままに身を委ね神に酔う巫女を……想う女の身と心が別の男達に食い荒らされていく様を見せつけられ、止めることもできず、挙げ句にその後始末をさせられる。その心境は、きっと神依が思う何倍もの悲哀と苦痛に満ちているに違いなかった。
 それを何十年、何百年と重ねて、それでも巫女が神に召し上げられてしまえば叶わない。禊が大切に思う何もかもが神に奪われ、その気まぐれで無責任な慈悲が巡ってきた時にのみ、ようやく望む幸せを得ることができる。
 そしてその幸せはただ一つ、自身が慈しんできた巫女……否、女性と、神によって削り取られなかった時間を、静かに添い遂げることだけだった。
 「それが……それが禊本来の役目? ……その幸せだって言うの?」
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