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恋いろ神代記~縁離の天孫と神結の巫女~
第11章 連理
その必死の訴えに、神依は堪らず童を抱き寄せた。
 自身の無神経さが、禊だけではなくこんなに小さな子さえ傷付けてしまったことが切なくて、どうにかその願いをすくってやりたいとは思うけれど、今の気持ちは言葉にできない。
 淡島に流されたあの日から毎日一緒にいて、淡々と振る舞う禊を見てきた神依に取って──あの涙は本当に稀で、特別なものだった。
 そしてそれは日嗣に似て、普段の振る舞いとは全く異なる様(さま)だけれど……一方で、それこそが彼らの本質なのだと今ならば痛いほどよく分かる。
 冷静に何かを語る様も、時折見せてくれる不器用な優しさも、悲憤に唸り、怒りにまかせ牙を剥くあの姿も。
 そのどれもこれもが人臭くて、いとおしいとも……怖いとも思える。
 (でも……)
 それでも。
 叶うならば、隣で大事に見守ってあげたいと──そう思ったことは嘘ではない。
 それが本当に、禊に取って幸せなことなのか分からないけれど。また安易にその願いを口にすれば、いつかまた見えないところで見えない傷を付けてしまうかもしれないけれど……。
(……やっぱり私、禊に優しくないね……)
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