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恋いろ神代記~縁離の天孫と神結の巫女~
第11章 連理
「嫌……こんなの嫌だよ……もうやめて……。……怖いよぉ……」
「怖がることはありません。最初は痛いかもしれませんが……その痛み一つであの神との縁は断ち切れ、代わりに私が貴女の心の中に在り続けることができる。長い時を、今と変わらぬまま……人として、共に平穏に過ごせるのですよ。それの何が怖いのですか?」
嗚咽しながら消え入りそうな声で恐怖を訴える神依に反し、禊は心からその喜びを噛みしめるように笑う。
けれど歪んだままひきつってしまった愛情は神依にはとても痛々しくて、悲しくて。……許されるならもう一度溶かして、温めてあげたかった。ちゃんと、すくってあげたかった。
たとえ受け入れることができなくても……こんなに悲しいことにはならないように。
彼の望む幸せな縁が優しく廻ってくるまで、隣で大事に見守ってあげたかった。
しかし禊にはもうそれすら伝わらない。ただ痛みに怯え泣いているのだと、せめてそれを和らげようと何度も何度も……丹念に、溢れる蜜を啜るように一物を神依の花唇に擦(なす)り付ける。
そして何かを探るように割れ目のごく浅いところをなぞると、
「……」
「ひっ……ッ」
そのある一点に、ぐ、と楔(くさび)の先を押し込んだ。
「怖がることはありません。最初は痛いかもしれませんが……その痛み一つであの神との縁は断ち切れ、代わりに私が貴女の心の中に在り続けることができる。長い時を、今と変わらぬまま……人として、共に平穏に過ごせるのですよ。それの何が怖いのですか?」
嗚咽しながら消え入りそうな声で恐怖を訴える神依に反し、禊は心からその喜びを噛みしめるように笑う。
けれど歪んだままひきつってしまった愛情は神依にはとても痛々しくて、悲しくて。……許されるならもう一度溶かして、温めてあげたかった。ちゃんと、すくってあげたかった。
たとえ受け入れることができなくても……こんなに悲しいことにはならないように。
彼の望む幸せな縁が優しく廻ってくるまで、隣で大事に見守ってあげたかった。
しかし禊にはもうそれすら伝わらない。ただ痛みに怯え泣いているのだと、せめてそれを和らげようと何度も何度も……丹念に、溢れる蜜を啜るように一物を神依の花唇に擦(なす)り付ける。
そして何かを探るように割れ目のごく浅いところをなぞると、
「……」
「ひっ……ッ」
そのある一点に、ぐ、と楔(くさび)の先を押し込んだ。

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