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恋いろ神代記~縁離の天孫と神結の巫女~
第11章 連理
それどころか、それを求めてしまえば、目の前の蛇は考え付く限り残忍な方法で神依の肉を喰らうだろう。
見たくないのに、恐くて仕方がないのに、目を反らしたらもっと恐いことが起きる気がして目を背けられない。
体も動かない。あの時と同じように黒い蛇が自分の体の至るところに巻き付いて動きを阻み、そうでなければ目の前の青年に取り憑いて、あの日の続きをしようと企んでいるのではとさえ思えた。
そしてそれを窺うように視線を上に向けた瞬間、
「いや……嫌あぁっ!! もうやだぁあっ!!」
神依を捉えたのはまさしくあの黒い蛇と同じ……ぽっかりと暗く艶の失せた、あるのか無いのか分からない──穴のような禊の瞳だった。
「……何をそんなに怯えているのですか? ……きっとあの神も、同じことを思い描いて貴女の隣に在りましたよ」
突然弾かれたように悲鳴を上げ、溺れて助けを求めるように手足をばたつかせて畳を這う神依に、禊は意図的に強くその足を掴み体ごとずるりと自らに引き寄せる。
神依は顔をくしゃくしゃに歪め泣きじゃくり、抗えないまま再び秘処を禊の前に晒されてしまった。
見たくないのに、恐くて仕方がないのに、目を反らしたらもっと恐いことが起きる気がして目を背けられない。
体も動かない。あの時と同じように黒い蛇が自分の体の至るところに巻き付いて動きを阻み、そうでなければ目の前の青年に取り憑いて、あの日の続きをしようと企んでいるのではとさえ思えた。
そしてそれを窺うように視線を上に向けた瞬間、
「いや……嫌あぁっ!! もうやだぁあっ!!」
神依を捉えたのはまさしくあの黒い蛇と同じ……ぽっかりと暗く艶の失せた、あるのか無いのか分からない──穴のような禊の瞳だった。
「……何をそんなに怯えているのですか? ……きっとあの神も、同じことを思い描いて貴女の隣に在りましたよ」
突然弾かれたように悲鳴を上げ、溺れて助けを求めるように手足をばたつかせて畳を這う神依に、禊は意図的に強くその足を掴み体ごとずるりと自らに引き寄せる。
神依は顔をくしゃくしゃに歪め泣きじゃくり、抗えないまま再び秘処を禊の前に晒されてしまった。

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