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恋いろ神代記~縁離の天孫と神結の巫女~
第11章 連理
「偉大なる神への贄に選ばれるは、一度もその身を男に許さぬ処女(おとめ)であると。ならば、今の淡島で天孫たるあの男神に最も相応しいのはやはり──貴女かもしれない」
「……」
「そしてそれがあの神ならば尚更。……貴女があの神のことをどこまで御存知かは知りませんが、……他の男の手によって花を散らされた娘を、あの神はきっと信じないし……愛せないでしょうから」
「……あ……っ」
短く衣擦れの音がする。
神依はこれから自身の身に起こることをいやが上にも頭の中に思い描いて、また禊の言葉の意味も正しく理解して、最後の懇願に力無く頭を横に振った。
しかし禊は更に自らの帯を解くと、もう何を憚るわけでもなく……神依の前に、隆起した己の肉の塊を晒す。
そしてそれを見た神依は小さく体を震わせ、逃げるように畳を擦って後退った。
神依が今までに見たことのない色。形。熱の色を混ぜた、形容し難い……雄の欲望の形。それは鼓動のように波打ち、既に身の内には収まりきらない獣欲の雫で先端を湿らせていた。
舌なめずりをする、大きな異形の蛇。
神依は再びそれに脅かされて、今度は手を差し伸べてくれる者もいない。
「……」
「そしてそれがあの神ならば尚更。……貴女があの神のことをどこまで御存知かは知りませんが、……他の男の手によって花を散らされた娘を、あの神はきっと信じないし……愛せないでしょうから」
「……あ……っ」
短く衣擦れの音がする。
神依はこれから自身の身に起こることをいやが上にも頭の中に思い描いて、また禊の言葉の意味も正しく理解して、最後の懇願に力無く頭を横に振った。
しかし禊は更に自らの帯を解くと、もう何を憚るわけでもなく……神依の前に、隆起した己の肉の塊を晒す。
そしてそれを見た神依は小さく体を震わせ、逃げるように畳を擦って後退った。
神依が今までに見たことのない色。形。熱の色を混ぜた、形容し難い……雄の欲望の形。それは鼓動のように波打ち、既に身の内には収まりきらない獣欲の雫で先端を湿らせていた。
舌なめずりをする、大きな異形の蛇。
神依は再びそれに脅かされて、今度は手を差し伸べてくれる者もいない。

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