この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
恋いろ神代記~縁離の天孫と神結の巫女~
第11章 連理
それは明らかに、日嗣を侮辱する言葉だった。神依が日嗣を稲穂の神として見出だしたことに対する、底知れぬ嫌悪や憎悪の言葉だった。
この青年は……もう神など信じていない。
「……貴女は、私がどんな思いでそれに触れたか知らない。私がどんな思いで、それにくるまった貴女を抱いたか知らない」
「ち、違う──日嗣様はただ、」
「貴女がその名を口にするのも耐えられない。……貴女が求めるのはいつだって、私ではなくあの神々だった」
「ひ……」
禊は身を屈め、投げ出された神依の足をゆっくりと撫でる。何かを確かめるように、何度も、何度も。
いつも風呂で見られていたはずなのに、今ばかりは神依も──羞恥と恐怖と快楽と、いろんな感情が混ざり合い、どうしていいのか分からなかった。ただ指が這う度に体の芯がきゅんと痺れて、まるでその指を誘うように太ももを擦り合わせてしまう。
「お……お願い、やめて」
「何故です? ……今までだって、私はこうして貴女に触れてきたでしょう」
神依の恥じらいを揶揄するように、禊はその手を腹に滑らす。ここに宿る赤子は、世に生まれ出るまでさぞや極上のまどろみを味わうことだろう。ふっくらとして、温かくて。
この青年は……もう神など信じていない。
「……貴女は、私がどんな思いでそれに触れたか知らない。私がどんな思いで、それにくるまった貴女を抱いたか知らない」
「ち、違う──日嗣様はただ、」
「貴女がその名を口にするのも耐えられない。……貴女が求めるのはいつだって、私ではなくあの神々だった」
「ひ……」
禊は身を屈め、投げ出された神依の足をゆっくりと撫でる。何かを確かめるように、何度も、何度も。
いつも風呂で見られていたはずなのに、今ばかりは神依も──羞恥と恐怖と快楽と、いろんな感情が混ざり合い、どうしていいのか分からなかった。ただ指が這う度に体の芯がきゅんと痺れて、まるでその指を誘うように太ももを擦り合わせてしまう。
「お……お願い、やめて」
「何故です? ……今までだって、私はこうして貴女に触れてきたでしょう」
神依の恥じらいを揶揄するように、禊はその手を腹に滑らす。ここに宿る赤子は、世に生まれ出るまでさぞや極上のまどろみを味わうことだろう。ふっくらとして、温かくて。

作品検索
しおりをはさむ
姉妹サイトリンク 開く


