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恋いろ神代記~縁離の天孫と神結の巫女~
第10章 身寄り
 神依は心配になって問うのだが何の反応も返さない。逆に日嗣と猿彦に止められ、仕方なく引き下がった。
「石と話しているのだろう、お前が神と心を交わすのと同じだ」
「巫女と違って、職人にゃ直接声が聞こえる訳じゃねえからな。自分で見たり、考えたり、触ったり、造ったりして感覚で聞くことを覚えるんだ。そのうちにここは要る要らねえ、ここは白だ黒だって分かってくる。だけどそれには、すごい集中力と時間がいるんだよな。ものを作る奴らが魂込めるってのは、そういうこった」
「なんだか──大変そう」
 だが、この子にはできる限り良い道を開いてあげたい。選択肢を増やしてあげたい。これが童に取って良い経験になったのなら、充分なご褒美……否、お礼になったと思う。
 未だ手のひらを見つめる童に微笑めば、その向こうから日嗣が語りかけてきた。
「……お前の方はどうなんだ」
「え?」
「普段の生活だ。あれから何か……不便は無いか」
「不便は……無いですけど。ただ……」
神依は眼前の雲海を見つめる。つう、と横切る赤とんぼを目で追い、それからここ数日のことを想う。
 すぐに脳裏を過ったのは、以前とは異なる視線、避けられ方。
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