この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
恋いろ神代記~縁離の天孫と神結の巫女~
第10章 身寄り
そんなことを思い、先程の半分ほどの手際で作業をしつつ門の方を眺めていれば、もう見慣れた二柱の神の姿が視界に入ってきた。
「──よう神依、邪魔するぞー。……ほー、糸紡ぎか? 見ろよ孫、淡島で一番巫女らしくない巫女が、すげえ巫女らしいことしてるぞ」
「ああ。明日は雨だな」
「どういう意味ですか。……いらっしゃい」
改めて姿勢を正し、小さな神々共々頭を下げれば、訪れた二柱の神もその表情をほころばす。
 あの夜以来、日嗣と猿彦の二人は頻繁に神依を訪ねてくれるようになっていた。

 「──この家はいつも誰かしらいるからな。暇もしねえし」
「はい、いつでも歓迎ですよ」
昼から酒を煽る神々に酌をし、自らは湯呑みを禊から受け取る。用意してくれた菓子は、可愛い紅葉の形をしたものが二つあった。蜘蛛の女神と一つずつ。
 小さな神々は遠慮して自らの住処に戻っていたが、神依はそれを軒下の小さな神棚に捧げる。
 相変わらず他の巫女との関係が芳しくない神依に取って、こうして縁側に並んでお喋りをしたり菓子を分け合う時間は本当に大切な時間。
 それに加え、なんといっても洞主と話してからすぐ──翌日にも彼らの方から訪れてくれたのは、気持ちの面でも大いに救われた。
/1229ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ