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恋いろ神代記~縁離の天孫と神結の巫女~
第10章 身寄り
神依は部屋の向こうにそう呼び掛け、それから手招きで童を隣に座らせると声を潜めた。
「童……お願いしたこと、大丈夫だった?」
「うん平気。匠も協力してくれるし、すぐにでもできるよ。俺のお師匠、神依様のこと気に入ってるから」
「ふふ、ありがとう。お仕事もあるのに無理言ってごめんなさいって、ちゃんとお伝えしてね」
「うん、でもそれより神依様だよ。糸紡ぎ、できそう?」
「大丈夫、私には神様がついてるもん。でも何に使うか、禊には内緒ね」
「もちろん!」
 そうして悪戯そうに二人で笑んだところで、鼠軼が何かに気付いたようにふと顔を上げる。
「──神依、身なりは大丈夫かな? 童も、賢兄に湯呑みの他に盃を準備するよう、伝えてくるといい」
「あっ、はい!」
鼠軼の言葉に特別な来訪者の存在を悟った童は駆け出し、神依もまた投げ出していた足の乱れた裾をそそっと直す。
 屋敷神である鼠軼がいるこの島は、その神威によって厚く守護されている。良くないものは入れないし、只人が入るにもあの飛び石と竹林の小路を通らないと駄目なのだという。
 来訪者の一人はそれを破る力を持っているが、それをしないのは綻びを作らないようにという配慮だろう。
 (そろそろかな)
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