この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
恋いろ神代記~縁離の天孫と神結の巫女~
第22章 天孫降臨
日嗣と目が合うと緋の瞳のままはにかむように笑み、五色布を正すともう一度ゆっくりと頭を下げた。
 常夜の理を曲げて射し込む光、したしる雨粒。禍津霊達を焼いていた炎もその丈を地表にまで落とし、そこに在った何もかもが、それに従ったかのように地に垂れる。
 「……」
そして最後に、鈴の音(ね)が空から大地に降り注いだ。清麗たる響きの。
(神依……)
それがこの世の誰に向けてのものか、世界に降り注ぐ何もかもに一番遅れて、日嗣は気付く。
 だからか、その舞は、神楽殿で向かい合った時より更にぎこちないもののように見えた。緊張なのか照れなのか、それは分からなかったが、だからこそ日嗣もそわそわとむず痒い心地で一杯になった。
 舞にこめられるのはそんな、ほのほのと柔らかみを帯びた恋情と絶対の信頼。それをもって神依は、神たる日嗣の魂を賑やかす。あなたならできるはずだと、日嗣自身にも信じさせてくれる。
 (……)
ずっと一人では何もできなかった。天照や素戔鳴のような威は自分には無い。月読や伍名のような目も持たない。猿彦のような心も無い。武器を振るう力ではない、禊や童のような一つを極める力も持たなかった。黄泉にて対峙した神々さえ、勝ったとはいえない。
/1229ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ