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《愛撫の先に…②》
第15章 握る小さな手…
バス停へ行く・数分待つ、大勢の人々が乗り降りするバスでの移動なら15分でもそういった歩きでの時間も含めると25分を要するだろうが車だと15分でイーオ〜ンの大きな駐車場に着くことができるのだ。

出来るだけ近くに停めるも3分は歩く事になる。
週末のモールはたくさんの親子連れ・カップル・友達の数人の集まり・女同士、男同士・子供達だけの集まり・おひとり様等々が行き交う。
買い物袋をたくさん持って楽しんだ後の出る人々・今から楽しむのか入って行く人々が駐車場やモールの各6箇所の出入り口で密集する。

『…人多いね…ごめん、啓輔さん…』
身軽な体型の時など多少多いと思う事はあるが陽子と過ごす半日が楽しみで人混み等構わなかったが今は身重な身体、やはり広い通路から出入り口に密集するのをみると躊躇する。

『いいさ、気分転換にもなるから』
つないだ手と奈々美に気をくばりながら人々をかき分けエレベーターまで進んでく。
赤ちゃんの服を扱う2階、店に行く前に奈々美がトイレに向かう。
トイレ手前の色々なソファーはすべて子供大人年配の人々でうまっている為に結城は少し離れたコインロッカー前で待つ事になる。

結城の近くをある人物らが通り過ぎ二手に分かれた。
『……あれは』
彼は口元に指をあて考えていた。

あれは奈々美に難くせをつけていたスイートタイムに予言を要求してきた相沢とかいう女…
そして二手に分かれたのは意見する俺を殴ってきたあの男…

チラシを元に戻し結城はトイレの前まで早足で歩く。
走れないのは通路に人々が楽しそうに歩いているから。
『むやみに人を疑ってはいけない…だが…』
女性用トイレでためらい入る事が出来ずに立ち止まり彼は男性用トイレ女性用トイレとの間で耳を澄ます。

『会社でもここでもよくトイレで会うけど何してんの?そういえばさそのお腹何ヶ月なの?前に太った?って聞いても無視するかはぐらかしてさ感じ悪い』
相沢は手を洗い温風で乾かし始めながら意地悪そうに眉をつり上げる。

『トイレに行っちゃいけない?』
奈々美はビクビクしながら手を洗いハンカチで手を拭いた。

『別にぃ〜トイレくらい、だけどさぁ妊娠してんならあの時答えられたじゃん、嘘つき…何も知りませんって顔してさ、やることやってんじゃん…あの時拉致って見せ物にしたのも喘いでたのも演技?』
相沢は奈々美のお腹をパンッと叩く。
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