この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
《愛撫の先に…②》
第15章 握る小さな手…
✜ ✜ ✜

次の日、2008。
仕事を休ませてもらった奈々美・結城は〇〇産婦人科に行く為に朝7時過ぎにはスイートタイムを出ていて通勤の渋滞になる前に主要な国道に入っていた。

たまごホリック男の件で片道の所要時間がわかっているので早めの行動という事になる。
どこの産婦人科がいいというのは前回検索し今回も同じ所に行こうという事、むろんそれは悪阻で苦しむ奈々美に聞くよりも結城が判断している。

8時20分月曜金曜の混雑ぶりはないがこの時間でもだんだんと広い駐車場は車でうまりつつあり早く出た事に安堵するが端から病院まで歩く事になる為に結城は彼女の腰にしっかり手をあて歩き出す。

ハンカチで口元を押さえている彼女はついて行くだけでつらそうだ。

早く着いてもそこは病院、患者は多い。

『悪阻がつらいなら先生に都合つけてもらいましょうか?』
通りがかりのベテラン風の女性看護師が椅子に座りうずくまる奈々美に声をかけた。

『??…あたし?……だ大丈夫です、ありがとうございます…』
涙目で情けない状態でも笑顔を作る。

『つらくなったら誰にでも気軽に声をかけてください、よくある事ですからね』
看護師は優しく言って受付等や診察案内や気分の悪い患者へ奈々美みたいに声をかけたりしていた。

『優しい人ね…出来れば診察を受けて今すぐにでも帰りたいくらい気分が悪い…それはここに来ている誰もがそう考えてる…吐き気と微熱だけ…後もう少し我慢出来るわ…』
そう言いつつトイレへ向かう。
洗面台に手をついて吐くが唾液しか出てくれない。

『奈々美…苦しそうな悪阻をみる事しか出来ない…すまない…』
側の椅子に移動した結城が出てきた奈々美に呟く。

『あの時やはりコンドームをつけていれば…すまない』
奈々美にしか聞こえないヒソヒソ声、罪悪感にさいなまれている。

『啓輔さん…ここは産婦人科だもん、倒れても安心だから』
悪阻で苦しいのだが謝る結城をみて逆に明るく励ます。

2人先ほど座っていたとこより別な椅子が空いていたのでそこに座る。
1時間には満たないが順番がきて診察室の前で待機するように伝えられる。
奈々美はブーツと同じ薄茶色のコートを脱ぎセーターとフワリとしたスカート姿で緊張した面持ちで立っていた。

結城はコートを脱いで2人分を腕にかけ白に合わせたグレーのネクタイが曲がっていないか視線をやる。
/461ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ