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《愛撫の先に…②》
第14章 愛撫の先に…
奈々美は食器を洗う結城の後ろ姿を1メートル離れたところからみていた。
いつもはソファーに座ったままテレビをみているのだが何故か今日の彼女が違っているのは予約済みという言葉を聞いてしまったからなのだろう。

最後の皿を洗いながし飛び散った水滴等をペーパーで拭いた後結城が振り返り、何?という顔をした。

『結城さんはなんで疲れているのに自分でご飯を作って洗い物までしているの?何処か食べに行ったりはしないの?』

『急にあらたまって何を?』

『……あの…フロントであたし聞いてしまって…お誘いを断るのに予約済みって…もしかしたらあたし?そうだとしたら何もしないあたしに腹がたたないのかなって申し訳なくて…』

『だから洗い物をする俺の後ろ姿をみていた?』

『……ん』

ソファーに並んで座った。

『たしかに俺の知りえる女性は出勤に間に合うくらいには起きてタクシーを拾って帰っていた…だからそんなものだろうと俺は思っている…高校卒業から一人暮らしも長いし簡単な物を作って食べるくらい慣れていますよ』
昔を懐かしむような表情をする。

俺の知りえる女性ってそれはつまり朝帰りって事…
だけどそれは翔子さんじゃなくてやっぱりモテていたんだわ…
少しだけ心の中でチクンとさす…

『モテていたんだ……』
しゅんとさみしげな顔でうつむく。

『それは仕方ない事、女性が寄ってくるのですから』
彼は苦笑する。

『寄ってくる…』

『寝てくれないと会社でも出先でも迫られていたので必要に応じて…』
その状況を思い出し眉間にシワをよせた。

『……そうなんだ、予言とは違って?』
心をギュッと掴まれるようで彼女はお腹に両手をあてる。

『半々でしょうか…予言とそうでなく単に寝たかっただけの事も…けど俺は予約済みとはっきり言っているので過去は過去、今更気に病まないでもらえるとありがたいね』
結城は左手で奈々美の髪を撫でた。

過去は過去なんだから、今は今…
だからそれは予約済みはあたしに?
あたしでいいの?

『予約済みは……』
奈々美は泣くのをグッと堪え顔をあげ結城をみる。

『うぬぼれていいです、君への言葉なのだから』
彼は微笑む。

『ゆ…ゆ…結城さぁん…結城さん結城さん…あたしでいいんですか?家事なんて好きじゃないから部屋の中ぐちゃぐちゃになるかもですぅ〜…』
彼女は結城に抱きついた。



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