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金色のレモンスカッシュ
第4章 レモンスカッシュ
なんとなく
アキラに会った時にどういう風に接したらいいのか迷っていた

「宮っちおはよー」
混雑した昇降口で
バチンと叩かれた背中に声が降ってきた
いつもと変わらない様子のアキラだ
俺の考えすぎか
「お、オッス、真野…」
少しタイミングが遅れて返事をしたが
アキラはさっさと上履きに履き替えて校舎へ入って行った

今日はフルに6時間テストの返却と解説があり、おまけに夏季休業課題ー夏休みの宿題ーの配布もあった

課題を手分けすることにして
放課後、部室でそれぞれ得意科目の課題に取り掛かった
部室には先輩もいるので、最悪教えて貰う事ができると思ったのだ
俺は数学、アキラは英語を担当する

「…ねぇカオリン…どうだった?」
「ん〜?数学は89点でまずまずだったけど、英語は76点でちとヤバめかなぁ、まあ俺にしたらできた方だ」
とりあえず1000問ある計算問題を機械的に解きながら答えた
「違うって…金曜日の事!」
「!…」
え?金曜日っていうとアレか?どっち?展望台で見たものか?それとも…犬に噛まれた方か?…いやいや忘れろと言われたからなぁ…テレビの話?探偵ナイトスクープ?
「カオリンは気持ち良かったか訊いてんの!」
おい、やっぱりソレの事なのか?
「…」
顔を上げて周りを見渡すと
部室には俺とアキラしか居なかった

そうか、2人だから『カオリン』呼びなのか
「…」
アキラを見ると少し不機嫌に見えた…また怒られるのか?…どう答えるのが正解なんだ???
「そ、そりゃぁ気持ち良かったよ」
ホントに、翌日も翌々日もソノ時の事を思い出してシコシコしたけどアノ気持ち良さには遠く及びつかなかった
ただ一つ引っ掛かるとすれば『アキラにイカされてしまった』というのが何だか悔しいというか負けた感が否めない
「そ〜なんだ」
アキラがニンマリした
勝ち誇ったのか?
はたまた野球部やサッカー部と比べて小さいとか、まだまだだとかって蔑んでくるつもりか?
「いやぁ~私もさ、良かったんだよね〜」
違った
「で、土日に一人でシてたんだけど物足りなくてさぁ」
「そうか、俺もだ。やっぱりセックスって気持ち良いもんなんだな、みんながシたがる気持ちよくわかるよ」
「じゃあさ…シない?」
アキラは満面の笑みで
チラリとコンドームを見せてきた
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