この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
蕩けるようなキスをして
第47章 彼氏彼女
彼女の横顔を垣間見れば、どうしたって一番に目がいってしまう、その唇。
ふたりが一番最初にしたキスも、二度目も、彼女からだったな-なんとなくそんな事を考えてしまい、増々、気分が下がってきてしまう。
先とか後から、どうでもいい-思うのに。
今が良ければいい-分かってる。
いちいち些細な事を、この期に及んで気にしてしまうのは、なんだかんだ言っても、年齢をコンプレックスに思っているからかもしれなかった。
自分がリードしたいのに、結局いつもは彼女に先を越され。
やっぱりそれは、自分の方が年下だからか-なんて。
そんなところがガキなんだよな-誰に言われる事なく、十分理解してる。
これから『彼氏と彼女』としての初めてのデートなのに-頭を切り替えようとした時、不意に彼女がこちら側を見た。
目が合い、はにかまれる。
その顔が例えようもなく可愛いと思え、今すぐどうかしたくなる。
華夜-その名を呼べば、彼女は大人しく、次の言葉を待っている。
「…急に、華夜を抱き締めたくなった」
-抱いてもいい?
ふたりが一番最初にしたキスも、二度目も、彼女からだったな-なんとなくそんな事を考えてしまい、増々、気分が下がってきてしまう。
先とか後から、どうでもいい-思うのに。
今が良ければいい-分かってる。
いちいち些細な事を、この期に及んで気にしてしまうのは、なんだかんだ言っても、年齢をコンプレックスに思っているからかもしれなかった。
自分がリードしたいのに、結局いつもは彼女に先を越され。
やっぱりそれは、自分の方が年下だからか-なんて。
そんなところがガキなんだよな-誰に言われる事なく、十分理解してる。
これから『彼氏と彼女』としての初めてのデートなのに-頭を切り替えようとした時、不意に彼女がこちら側を見た。
目が合い、はにかまれる。
その顔が例えようもなく可愛いと思え、今すぐどうかしたくなる。
華夜-その名を呼べば、彼女は大人しく、次の言葉を待っている。
「…急に、華夜を抱き締めたくなった」
-抱いてもいい?

作品検索
しおりをはさむ
姉妹サイトリンク 開く


