この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
蕩けるようなキスをして
第47章 彼氏彼女
「どっちか…どっちも、空いてる?」
「…うん」
「ほんとに?」
はっきりそれと分かるくらいに、陸の顔が明るくなる。
「ならさ。ふたりでどこかに行こうよ。…あ。でも、日中は俺、バイト入っているから、時間は夕方過ぎになってしまうんだけど…それでも良ければ、だけど」
「…うん」
華夜子は頷く。
そんな彼女に、陸は言いようのない嬉しさを覚え、心、掻き乱される。
「…恥を晒すとさ。ほんとはバイト入れないでおこうとも思っていたんだけど。でも、そんな事したら、如何にも期待して待っているようで。…まあ、実際は滅茶苦茶期待してたんだけど。けど、まだちゃんと付き合ってる訳でもないのに、意味あり気に誘うのもどうかなって、躊躇してた部分もあった。だから、期待しながらも、心の隅では諦めの極致で。例え華夜と逢えなくても、バイトで忙しいからって理由付け出来るなって思って。…すげーかっこ悪いな、俺」
自分を嗤う陸の姿に、華夜子は何度も小さく、頭を左右に振る。
/1890ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ