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蕩けるようなキスをして
第47章 彼氏彼女
「…貰って私、嬉しかった。凄く、嬉しかったから。だから、言った。彼氏がくれたって。…私、そう言って良かったんだよね?」
そんな風に疑われると、こちらが不安になってくる。
一気に下がった華夜子の声のトーンに、陸は頬杖を解いた。
「…華夜」
気分を落ち込ませてしまったらしい華夜子の頬へ、陸は右手を這わせた。
「…こんなとこで、だめ」
華夜子は慌てて、身体を少し引く。
「だめってなんだよ?ただ、ちょっと触っただけだろ」
陸の不満そうなそれに、華夜子は俯きつつ、言い放つ。
「あなたは常に注目されてるんだから。今だって、その辺の子達、みんな見てる。あなたの一挙手一投足に、きゃあきゃあ言うんだから。だからだめなの」
「…華夜は困るの?」
「…それは。慣れてもきてるけど、色々言われないに、越した事はない」
華夜子にひとことに、陸は不本意ながら、彼女の顔から手を避けた。
そんな風に疑われると、こちらが不安になってくる。
一気に下がった華夜子の声のトーンに、陸は頬杖を解いた。
「…華夜」
気分を落ち込ませてしまったらしい華夜子の頬へ、陸は右手を這わせた。
「…こんなとこで、だめ」
華夜子は慌てて、身体を少し引く。
「だめってなんだよ?ただ、ちょっと触っただけだろ」
陸の不満そうなそれに、華夜子は俯きつつ、言い放つ。
「あなたは常に注目されてるんだから。今だって、その辺の子達、みんな見てる。あなたの一挙手一投足に、きゃあきゃあ言うんだから。だからだめなの」
「…華夜は困るの?」
「…それは。慣れてもきてるけど、色々言われないに、越した事はない」
華夜子にひとことに、陸は不本意ながら、彼女の顔から手を避けた。

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