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蕩けるようなキスをして
第47章 彼氏彼女
「…まあ、そういうのもあるのかな?…よく分からないけど」
万一、自慢に聞こえたらやだなと、華夜子は曖昧に濁す。
麻衣は軽く笑いつつ、何気に目をやった華夜子の髪に、釘付けとなる。
「あっ、かわいー」
小さな感嘆に、華夜子は首を傾げる。
ね、これ、可愛いよね-連れ立っていた友達に話題を振りながら、麻衣は華夜子の後頭部を指差す。
「華夜子、可愛いバレッタつけてるね。似合ってるよ」
麻衣の指摘に、華夜子の瞳孔が開(ひら)く。
右手でそっと、それに触れれば、指先に温かさが伝わってくる。
「…なの」
華夜子の呟きは小さくて、一度目はよく聞こえなかった。
麻衣とその友達は、二度目を促すように、じっと、華夜子の唇に注目する。
それはまた、隣りに座る陸にも同じだったらしく、彼女の横顔を見詰める。
その場にいる全員の注目を浴びる中、とてつもなく恥ずかしかったが、華夜子は思い切って、再度声を発した。
万一、自慢に聞こえたらやだなと、華夜子は曖昧に濁す。
麻衣は軽く笑いつつ、何気に目をやった華夜子の髪に、釘付けとなる。
「あっ、かわいー」
小さな感嘆に、華夜子は首を傾げる。
ね、これ、可愛いよね-連れ立っていた友達に話題を振りながら、麻衣は華夜子の後頭部を指差す。
「華夜子、可愛いバレッタつけてるね。似合ってるよ」
麻衣の指摘に、華夜子の瞳孔が開(ひら)く。
右手でそっと、それに触れれば、指先に温かさが伝わってくる。
「…なの」
華夜子の呟きは小さくて、一度目はよく聞こえなかった。
麻衣とその友達は、二度目を促すように、じっと、華夜子の唇に注目する。
それはまた、隣りに座る陸にも同じだったらしく、彼女の横顔を見詰める。
その場にいる全員の注目を浴びる中、とてつもなく恥ずかしかったが、華夜子は思い切って、再度声を発した。

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