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蕩けるようなキスをして
第7章 噂の的
親友の留以と一緒に腰を下ろした、そのすぐ前の席に座った二人組は、興味津々な顔で華夜子に迫る。
「しかも相手は、あの櫻葉陸だって言うじゃん!?」
「年下彼氏!やるじゃん、華夜子!」
同時にまくしたてられ、華夜子は後ずさる。
昨日から、こんな場面を繰り返し隣りで見てきた留以は、気の毒そうに成り行きを見守っている。
「どうやって射止めたのよ、あんな年下のイケメンを?」
二人とも、目を爛々とさせながら、華夜子の面白い答えを待ってる。
面白い事なんて、何も。
寧ろ、哀しくて辛くて。
傷付け合って。
第一、抱き合ってもない。
一方的に、抱き締められた。
ただ、それだけ。
「しかも相手は、あの櫻葉陸だって言うじゃん!?」
「年下彼氏!やるじゃん、華夜子!」
同時にまくしたてられ、華夜子は後ずさる。
昨日から、こんな場面を繰り返し隣りで見てきた留以は、気の毒そうに成り行きを見守っている。
「どうやって射止めたのよ、あんな年下のイケメンを?」
二人とも、目を爛々とさせながら、華夜子の面白い答えを待ってる。
面白い事なんて、何も。
寧ろ、哀しくて辛くて。
傷付け合って。
第一、抱き合ってもない。
一方的に、抱き締められた。
ただ、それだけ。

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