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蕩けるようなキスをして
第46章 蕩けるキス
きっと黙ってしまうだろうな-わざわざ答えにくい質問をした自分を、改めて馬鹿だなと思う。
「…後悔してるのは、陸じゃないの。嫌だったのは、陸じゃないの?」
「はっ?何が?」
華夜子のそれに、陸は思わず語気を荒げてしまう。
「俺が、なんで?なんで、後悔?嫌?」
後悔どころか。
嫌などころか。
だから、昨夜から一睡も出来ない程だったって、言ってるのに。
嬉しかったって-そう、伝えたはずなのに。
彼女の言おうとしている事が、まるで理解出来なかった。
自分のどこをどう取ったら、そんな考えが浮かぶのか?
「…だって。さっきからずっと、怒ってる。だから」
-嬉しかったと言ってくれたはずなのに。
結局、ただの気休めだったのではないか-思えてくる。
「…後悔してるのは、陸じゃないの。嫌だったのは、陸じゃないの?」
「はっ?何が?」
華夜子のそれに、陸は思わず語気を荒げてしまう。
「俺が、なんで?なんで、後悔?嫌?」
後悔どころか。
嫌などころか。
だから、昨夜から一睡も出来ない程だったって、言ってるのに。
嬉しかったって-そう、伝えたはずなのに。
彼女の言おうとしている事が、まるで理解出来なかった。
自分のどこをどう取ったら、そんな考えが浮かぶのか?
「…だって。さっきからずっと、怒ってる。だから」
-嬉しかったと言ってくれたはずなのに。
結局、ただの気休めだったのではないか-思えてくる。

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