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蕩けるようなキスをして
第46章 蕩けるキス
「…恥ずかしい?」
「え…?」
「なかった事にしたい?…華夜は、そう思うの?」
「だって…」
怒りとも哀しみともつかない感情を含んだ陸のそれに、華夜子は思わず、言葉を呑み込む。
「もうしないって?」
「…」
陸の静かな迫力に圧倒され、華夜子は何も言えない。
顔を逸らし、陸もそれきり、無言を貫く。
やっと、重い空気が晴れたかと思えば、再び訪れる沈黙。
謝罪を受け入れてもらう事も出来ず、華夜子はどうしていいのか、途方に暮れてしまう。
そして。
分からないと正直には言えない、雰囲気。
けれど。
昨日今日だけでなく、たった今も、彼の気に障るような何かをしてしまったらしい、自分。
「え…?」
「なかった事にしたい?…華夜は、そう思うの?」
「だって…」
怒りとも哀しみともつかない感情を含んだ陸のそれに、華夜子は思わず、言葉を呑み込む。
「もうしないって?」
「…」
陸の静かな迫力に圧倒され、華夜子は何も言えない。
顔を逸らし、陸もそれきり、無言を貫く。
やっと、重い空気が晴れたかと思えば、再び訪れる沈黙。
謝罪を受け入れてもらう事も出来ず、華夜子はどうしていいのか、途方に暮れてしまう。
そして。
分からないと正直には言えない、雰囲気。
けれど。
昨日今日だけでなく、たった今も、彼の気に障るような何かをしてしまったらしい、自分。

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