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蕩けるようなキスをして
第45章 夢の翌日
彼がこれからどこへ行こうとしてるか-察した華夜子は、その場で歩みを止める。
陸もまた、そんな彼女に気付き、足をストップさせた。
「今日は-」
-行かない。
呟く華夜子を見遣り、陸は口を開(ひら)く。
「そんな遅くにならない時間に、ちゃんと家まで送ってくよ」
「…」
「どこかに行ってもいいけどさ。もうすぐ、夜になろうとしてるし。…それに、ゆっくり話、出来ないだろ」
-話。
華夜子の身体が、強張る。
「今日どうしてずっと、避けられてたか知らないけど。その理由も知りたいけど。…昨日の事に、関係ある?」
探られるけれど、答える事は出来ない。
口を噤んだままの華夜子に、陸は小さく、溜め息を漏らす。
陸もまた、そんな彼女に気付き、足をストップさせた。
「今日は-」
-行かない。
呟く華夜子を見遣り、陸は口を開(ひら)く。
「そんな遅くにならない時間に、ちゃんと家まで送ってくよ」
「…」
「どこかに行ってもいいけどさ。もうすぐ、夜になろうとしてるし。…それに、ゆっくり話、出来ないだろ」
-話。
華夜子の身体が、強張る。
「今日どうしてずっと、避けられてたか知らないけど。その理由も知りたいけど。…昨日の事に、関係ある?」
探られるけれど、答える事は出来ない。
口を噤んだままの華夜子に、陸は小さく、溜め息を漏らす。

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