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蕩けるようなキスをして
第43章 訊きたいこと
「じゃあ、ご飯食べに行こ。櫻葉陸の奢りで、食べ放題。私、この為にお昼抜いてるから、もうお腹ぺこぺこ!」
少し前。
華夜子との時間を譲って貰った代わりの、ランチを奢る約束。
ランチが何故か夕飯になり、ひとり単価が上がり、陸としては懐が痛かったのだが。
バイト代が入ったタイミングに加えて、四人のスケジュールが合うのが今日しかなく。
乃愛の催促がうるさい事もあり-先延ばしも出来ず、今日となったのだった。
別の意味で、陸は再度、息を吐く。
「昼抜きとか、どんだけ気合入ってんの、お前」
乃愛に毒づきつつ、陸は華夜子の手を優しく引き、歩みを再開する。
結局、訊けず仕舞い-三度目の溜め息が零れそうだっだが、こうなってはもう、仕方がなかった。
そんな時、手を繋いだ華夜子が留以と共に、
「私達も昼食べてない」
と、言い出し。
少し前。
華夜子との時間を譲って貰った代わりの、ランチを奢る約束。
ランチが何故か夕飯になり、ひとり単価が上がり、陸としては懐が痛かったのだが。
バイト代が入ったタイミングに加えて、四人のスケジュールが合うのが今日しかなく。
乃愛の催促がうるさい事もあり-先延ばしも出来ず、今日となったのだった。
別の意味で、陸は再度、息を吐く。
「昼抜きとか、どんだけ気合入ってんの、お前」
乃愛に毒づきつつ、陸は華夜子の手を優しく引き、歩みを再開する。
結局、訊けず仕舞い-三度目の溜め息が零れそうだっだが、こうなってはもう、仕方がなかった。
そんな時、手を繋いだ華夜子が留以と共に、
「私達も昼食べてない」
と、言い出し。

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