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蕩けるようなキスをして
第6章 好きな女
思わず口走りそうになる痛みを、どうにか堪える。
燃えるような憎悪の固まり-濡れた双眸で、こちらを見る彼女。
華夜子は更に、自らの指にありたっけの力を入れた。
伸ばした五つの爪を、彼の手の甲に激しく立てる。
皮膚を破り、肉を切り、その奥深い骨まで到達するように。
苦痛に歪む、彼の、顔。
手加減なんか、もうしない。
最初は、他人に痛みを与える事に躊躇してしまった。
今思えば、それがいけなかった。
少なくとも、彼には、躊躇いなど、一切必要なかった。
あの時にもっと、痛みを味あわせておけば。
今、こうして、泣く事もなかったのに。
あなたを必要以上に思い出して、泣く事もなかったのに。
なんで、するの。
こんな事、するの。
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