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蕩けるようなキスをして
第42章 もう一秒
だから。
せめて。
離せなくなるのが分かっているから、一秒だけだと言い聞かせたのに。
立ち膝となり、首筋に絡んできた華夜子を抱き留めようとし、陸は刹那、自分を戒める。
すぐに、離せるのなら-この身体を抱き締めても、構わない。
でも、もしも、離せないのなら-この身体には、触れる事は出来ない。
触れては、ならない-…。
「…華夜。もう、一秒経ったよ」
-だから、もう、離して。
陸の不本意な呟きに、華夜子は強く、反発する。
「…経ってない」
「え…?」
「まだ一秒も経ってない。…まだ、抱き締めてもいないのに?」
こんな時は迷わず、彼の胸に飛び込んでゆけるのに。
こんな時は迷わず、彼に抱き締めて欲しいと思うのに。
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