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蕩けるようなキスをして
第42章 もう一秒
「飯、食いに行こうよ、華夜」
「うん。でもその前に、どんな髪飾りをくれたのか、鏡で見てもいい?」
華夜子は言い、ベッドから腰を上げようとする。
陸は、そんな華夜子の手首を、気付けば、掴んでいた。
いつしか彼の顔からは笑みは消え。
真摯な眼差しで、彼女に乞う。
「一秒、抱かせて、華夜?」
真剣な想いを受け。
華夜子の瞳孔が、開く。
「…だめかな?」
陸の口角が僅かに、上がる。
貰えない返事に。
諦めかけた、その時。
彼女の方から振り切るような素振りをされ、陸はその手を離さざるを得なかった。
そんな風にしなくとも、ちゃんと、離すつもりだった。
「うん。でもその前に、どんな髪飾りをくれたのか、鏡で見てもいい?」
華夜子は言い、ベッドから腰を上げようとする。
陸は、そんな華夜子の手首を、気付けば、掴んでいた。
いつしか彼の顔からは笑みは消え。
真摯な眼差しで、彼女に乞う。
「一秒、抱かせて、華夜?」
真剣な想いを受け。
華夜子の瞳孔が、開く。
「…だめかな?」
陸の口角が僅かに、上がる。
貰えない返事に。
諦めかけた、その時。
彼女の方から振り切るような素振りをされ、陸はその手を離さざるを得なかった。
そんな風にしなくとも、ちゃんと、離すつもりだった。

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