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蕩けるようなキスをして
第40章 優しいふり
「どーしちゃったの、櫻葉陸?使い過ぎて、肝心な時に勃たなくなった…とか?」
デリカシーの欠片もない乃愛の発言に、陸は日頃の欲求不満も相まって、女相手だという事もすっかり忘れ、危うく怒鳴りそうになる。
「…滅茶苦茶勃ちまくってんに、決まってんだろーが」
どうにか怒りを収め、陸は低く、呟く。
言ってやりたい事は山程あったが-まさか、その辺の事情を打ち明ける訳にもいかず。
陸は唇を噛み締め、再度そっぽを向く。
思った通りの、面白い反応が返ってこず。
然(さ)しもの乃愛も、何かが違う事にようやく、気付く。
「櫻葉陸…?」
「…なんでそんな事、いきなり訊いてくんだよ?」
「え?」
「寝たとか寝ないとか。そんな下世話な質問」
「え、ああ…いや。華夜子が、櫻葉陸とは寝るどころか、キスもまだだって言ってたからさ。でも流石に、もうそんな清い交際は続けてないよね?と思って」
デリカシーの欠片もない乃愛の発言に、陸は日頃の欲求不満も相まって、女相手だという事もすっかり忘れ、危うく怒鳴りそうになる。
「…滅茶苦茶勃ちまくってんに、決まってんだろーが」
どうにか怒りを収め、陸は低く、呟く。
言ってやりたい事は山程あったが-まさか、その辺の事情を打ち明ける訳にもいかず。
陸は唇を噛み締め、再度そっぽを向く。
思った通りの、面白い反応が返ってこず。
然(さ)しもの乃愛も、何かが違う事にようやく、気付く。
「櫻葉陸…?」
「…なんでそんな事、いきなり訊いてくんだよ?」
「え?」
「寝たとか寝ないとか。そんな下世話な質問」
「え、ああ…いや。華夜子が、櫻葉陸とは寝るどころか、キスもまだだって言ってたからさ。でも流石に、もうそんな清い交際は続けてないよね?と思って」

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