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蕩けるようなキスをして
第39章 一日千秋
一笑し。
陸は、彼女の頬から頭へ手を移動させ、慣れた風に髪の毛を梳き始める。
その緩慢な指の流れに、あっと言う間に意識が飛びそうになる。
いつもの事ながら、それくらい、心地良い。
どうして、その指先ひとつで、自分をこんなにも自在に出来る?
どうして、その指先ひとつで、自分をこんなにも悩ませる事が出来る?
「…陸。待っててくれる?」
熱い吐息が、言葉に乗る。
「今までも沢山待たせてる。それだけじゃ飽き足らず、これからもまだ、待って欲しいだなんて。どれだけの女なんだって、きっと、思われてるだろうけど-」
華夜子から自嘲の響きを感じ取り。
陸の口角が上がった。
「どれだけ?」
「陸が待っててくれるだけの女なのかな、私?」
自分で口にしておきながら、とてもそうは思えない。
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