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蕩けるようなキスをして
第39章 一日千秋
「俺は、優しくもなんともない-」
自嘲気味に、陸は吐き捨てる。
「俺の頭の中は、いつだって華夜の事でいっぱいだ。ただし、いつもいつも考えてるのは、華夜にどうやったら触れる事が出来るのか、それしかない。それしか考えてないって言っても、過言ではない」
-優しいどころか、欲に塗れきってる。
陸の唇が、歪む。
「こうやって華夜から抱き付いてきてくれれば、すぐに調子に乗る。付け上がってる。さっきからずっと、こうしたかったのは俺の方なのに。抱き付かれたから、抱いてやってるみたいな涼しい顔で、華夜を嬉々として抱いてる。優しさからなんかじゃない」
-ただ、自分の欲を満たす為だけだ。
こんな自分、ほんと、穢れてる。
こんな自分、いつまで経っても、追い付けないのではないか。
もういない彼にすら、永遠に-…。
自分自身を蔑む、溜め息しか出てこない。
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