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蕩けるようなキスをして
第39章 一日千秋
華夜子は、手にしてた箸を揃えて、机の上へ置く。
自由になったその手は、着ていたワンピースの裾を掴み、握り締めた。
力の籠った両手は固く、白い-。
陸は、俯いてしまった彼女の身体に触れようとし、躊躇いをみせる。
もう幾度も抱いたその身体も。
昨日の今日で、なんの迷いもなく、簡単に、抱き締める事は出来なくなっていた。
口付けるどころか、抱き寄せる行為自体も、実は嫌がられてたんじゃなかったのか、とか。
一度触れてしまえば、更に欲深くなる自分。
万が一にも何かをしないとも言い切れなかった。
堪らなく触れたい。
だからこそ、躊躇してしまう。
どうすれば、いい。
触れる。
触れない。
抱く。
抱かない。
自由になったその手は、着ていたワンピースの裾を掴み、握り締めた。
力の籠った両手は固く、白い-。
陸は、俯いてしまった彼女の身体に触れようとし、躊躇いをみせる。
もう幾度も抱いたその身体も。
昨日の今日で、なんの迷いもなく、簡単に、抱き締める事は出来なくなっていた。
口付けるどころか、抱き寄せる行為自体も、実は嫌がられてたんじゃなかったのか、とか。
一度触れてしまえば、更に欲深くなる自分。
万が一にも何かをしないとも言い切れなかった。
堪らなく触れたい。
だからこそ、躊躇してしまう。
どうすれば、いい。
触れる。
触れない。
抱く。
抱かない。

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