この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
蕩けるようなキスをして
第39章 一日千秋
その溶けそうに甘い笑顔で身を乗り出されたら、怒りや羞恥なんてどこかへ消えた。
華夜子から受け取り、ゆっくりと咀嚼した陸は、やがてその魅惑的な眼差しで彼女を釘付けにし、甘く囁いた。
「今日のはマジ、今までで一番美味い」
一度は収まった熱が、またしても華夜子の頬を染めてゆく。
「夏休み明けだっけ?この間食べたの」
「…ん」
「いつ食べても、すげー美味しいな」
陸が優しさを湛えた双眸で見詰めれば、華夜子は気恥ずかしさの中、呟く。
「…こうやって、私が作った料理を美味しいって食べてくれたのも、陸が初めてだよ」
華夜子に告げられ。
陸は素直に、ただ、嬉しかった。
彼女との初めては。
全部が、彼女に指輪を贈った相手だと思ってた。
それが実際には、こんなにも自分とも初めてがいっぱいで。
華夜子から受け取り、ゆっくりと咀嚼した陸は、やがてその魅惑的な眼差しで彼女を釘付けにし、甘く囁いた。
「今日のはマジ、今までで一番美味い」
一度は収まった熱が、またしても華夜子の頬を染めてゆく。
「夏休み明けだっけ?この間食べたの」
「…ん」
「いつ食べても、すげー美味しいな」
陸が優しさを湛えた双眸で見詰めれば、華夜子は気恥ずかしさの中、呟く。
「…こうやって、私が作った料理を美味しいって食べてくれたのも、陸が初めてだよ」
華夜子に告げられ。
陸は素直に、ただ、嬉しかった。
彼女との初めては。
全部が、彼女に指輪を贈った相手だと思ってた。
それが実際には、こんなにも自分とも初めてがいっぱいで。

作品検索
しおりをはさむ
姉妹サイトリンク 開く


