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蕩けるようなキスをして
第39章 一日千秋
それがいいような、悪いような-今の陸にとっては、なんとも言えなかった。
もっとも。
それは、きっと、彼女も同じはずだった。
あの後、会話が続かず。
自分からも、何も言えず。
結局、何する訳もなく。
昨日は程なくあのまま、彼女を帰す事となった。
ラインも電話も、それから一度も交わしていない。
今日はどこかの教室で、友達と昼ご飯を食べてるのかもしれない-陸は、思う。
「そういや彼女、一個上だったな」
「しかしお前もすっかり変わったもんだよな、陸」
ふたりに話を振られ、陸は目を細めた。
「あんなに女とっかえひっかえだったのに、今やひとりの女に相当入れ込んでるみたいだし?年上の魅力ってやつ?」
「…まーな」
陸は言葉を濁す。
それは、自分自身が一番、驚いている。
こんなにひとりの女を一途に愛せるタイプだとは、思わなかった。
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