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蕩けるようなキスをして
第38章 告白
「陸と、いたい」
離れたく、ない。
「陸と、ずっと、いたい-」
離して、欲しくない。
じゃあ、いろよ-陸の胸に顔を埋(うず)める華夜子の頭上に、他ならぬ彼自身の甘い誘いが降る。
「じゃあ、いればいいだろ-」
腰に回されていた彼の両手が不意に、そこから離れた。
離さないで-たった今、思っていたばかりなのに。
泣きそうになりながら、華夜子は顔を上げた。
その頬を、両手で包み込まれる。
「…りく」
目の前の彼と視線を絡ませれば、微笑みながら、頬に口付けられる-伝う涙を、唇でそっと、掬われた。
「いたいなら、いさせてやる」
離れたく、ない。
「陸と、ずっと、いたい-」
離して、欲しくない。
じゃあ、いろよ-陸の胸に顔を埋(うず)める華夜子の頭上に、他ならぬ彼自身の甘い誘いが降る。
「じゃあ、いればいいだろ-」
腰に回されていた彼の両手が不意に、そこから離れた。
離さないで-たった今、思っていたばかりなのに。
泣きそうになりながら、華夜子は顔を上げた。
その頬を、両手で包み込まれる。
「…りく」
目の前の彼と視線を絡ませれば、微笑みながら、頬に口付けられる-伝う涙を、唇でそっと、掬われた。
「いたいなら、いさせてやる」

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