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蕩けるようなキスをして
第38章 告白
一生に一度の恋だと思ってた。
自分の人生の中で、これ程に愛するひとは、もう二度と現れない-そう、思っていた。
なのに。
いつの間にか、私は彼に、恋を。
いつの間にか、彼は私に、恋を。
いつの間にか、私達は、恋に落ちていた。
かつて愛したひとと、同じように。
そのひとと同じように?
そのひと以上に?
好きに、なった-…。
「好き」
その一言を伝えるだけで、胸はいっぱいになる。
「陸。好き」
泣き止んだばかりなのに、涙でいっぱいになった。