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蕩けるようなキスをして
第38章 告白
いいよ-きっと、そう言ってくれるのを、待っている。
分かっていながら、そんな事絶対、言ってやりたくなんかない。
「…昔の男の話なんて聞きたくねーよ」
呟くのが、やっとだった。
「俺とお前の間の話だろ。なんでそんな会った事もないような奴の話が、出てこなきゃなんねーんだよ」
とてつもなく、嫌な予感がする。
そして、それは、きっと、当たってる。
聞く前から、それが分かるのに。
なんで、親切にも耳を傾けなきゃいけない?
そんな義理、ないだろ?
「今は俺だろ?」
腕の中の彼女に問い掛ける。
「今は、俺がいるだろ?」
彼女の綺麗な長い髪を、優しく、撫でる。
分かっていながら、そんな事絶対、言ってやりたくなんかない。
「…昔の男の話なんて聞きたくねーよ」
呟くのが、やっとだった。
「俺とお前の間の話だろ。なんでそんな会った事もないような奴の話が、出てこなきゃなんねーんだよ」
とてつもなく、嫌な予感がする。
そして、それは、きっと、当たってる。
聞く前から、それが分かるのに。
なんで、親切にも耳を傾けなきゃいけない?
そんな義理、ないだろ?
「今は俺だろ?」
腕の中の彼女に問い掛ける。
「今は、俺がいるだろ?」
彼女の綺麗な長い髪を、優しく、撫でる。

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