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蕩けるようなキスをして
第38章 告白
陸が葛藤していると、耳を疑うようなそれが、届く。
「…いいよ」
思わず、彼女から唇を離す。
信じられない面持ちで、陸は華夜子を覗き込む。
「私の話を聞いた後で、それでも陸がそう思っているのなら」
-その時は、いいよ。
冗談なんかじゃなく。
思い詰めたような華夜子の眼差しに、陸は咄嗟に言葉が出てこない。
「指輪の彼の話をしてもいい?」
身体の昂ぶりなど、一瞬で消えた。
真摯な瞳で見詰められ、陸は自分がどう返答したらいいのか分からなかった。
もしかしたら、その指先は震えていたかもしれなかった。
陸は、無意識に掻き抱いた彼女を、どこにも行ったりしないよう、自分自身に押し付ける。
少し前までは、あんなに離れて欲しいと願っていたくせに-あまりの身勝手さに、我ながら嗤ってしまうけど。
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