この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
蕩けるようなキスをして
第37章 欲しいもの
見上げるその双眸は、とても自分を欺こうとしている風には思えなかった。
やっぱり、愛おしい-。
彼女に顔を寄せ。
今度こそ、その唇を自分のものにしようとする。
しかし。
結局。
身を捩り、顔を背けられ、三度目も受け入れてもらえない。
絶望と、言いようのない苛立ちに、心が蝕ばまれてゆく。
あくまでも、頑なに、キスを拒まれ。
陸はもう、何をどう考えればいいのか、分からなかった。
途方に暮れる。
熱に浮かされたような艶のある目で、好きだと囁いてきたかと思えば。
口付けは、何度試みても、見事に拒絶される。
身体への攻めに悦び、喘いでいたかと思えば。
唇への接吻は、どうあってもさせてもらえない。
やっぱり、愛おしい-。
彼女に顔を寄せ。
今度こそ、その唇を自分のものにしようとする。
しかし。
結局。
身を捩り、顔を背けられ、三度目も受け入れてもらえない。
絶望と、言いようのない苛立ちに、心が蝕ばまれてゆく。
あくまでも、頑なに、キスを拒まれ。
陸はもう、何をどう考えればいいのか、分からなかった。
途方に暮れる。
熱に浮かされたような艶のある目で、好きだと囁いてきたかと思えば。
口付けは、何度試みても、見事に拒絶される。
身体への攻めに悦び、喘いでいたかと思えば。
唇への接吻は、どうあってもさせてもらえない。

作品検索
しおりをはさむ
姉妹サイトリンク 開く


