この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
蕩けるようなキスをして
第5章 卵焼き
陸の呟きが、聞こえる。
「こんなにすげー喜んでたのに、まさか、嘘だった?俺の反応見て、楽しんでただけ?」
その瞳に哀しみの色が浮かび、華夜子は怯んだ後(のち)、怒鳴る。
「そんな悪趣味な事する訳がないでしょ、あなたじゃあるまいし!?」
「じゃあ、くれる?」
「あげればいーんでしょ。あげればっ」
その後で、気付く。
上手く誘導され、まんまと今、ここで、彼に食べさせなければならない事態になった事に。
中庭からは学生は殆どいなくなってはいるが、四方を囲む建物からは、こちらを見下ろしている姿はちらほらと-。
これぞ正(まさ)しく、彼が言う所の、公開処刑状態だ。
ただ一緒にいるだけで、こんなに注目を浴びてるのに、それよりも更に?
そうしたら、一週間なんかじゃ、忘れてもらえないんじゃ?
様々に思う事はあったが、さっきから口を開けっ放しで待ち構えてる彼を、これ以上待たせる訳にもいかず。
/1890ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ