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蕩けるようなキスをして
第5章 卵焼き
救いを求めて、彼を縋るように、見る。
「どうしたの」
「いや、どうやってあげたらいいかなって…直接、手に乗せてもいい?」
お弁当箱から直に、彼に取ってもらう訳にはいかない。
綺麗なままの中身を見せる訳にはいかないから。
使用済の箸であげていいのだろうか。
汚いって思われない?
でも、まさか、自分の手で掴んで渡す訳にも?-もっと、不衛生な気がする。
こうなってくると、やっぱり、あげないって事でいいんじゃ-そう、胸を撫で下しかけたのに。
「え、何を悩んでるか全然分からないんだけど」
陸にあっさりと言い切られ、華夜子は脱力する。
本当にこのひとときたら-悩むだけ無駄。
そもそも悩みなんて概念、端(はな)からこのひとにはないのだろう。
「卵焼きがいい」
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